NYでの家探し 地区・価格編

NYの駐在員に最も多いタイプは、普通のサラリーマン家庭。永住組は国際結婚組と日本人夫婦組がいる。大まかに3タイプに別れている気がする。

地区駐在員で、帰国までに幼稚園以上になる子供のいる家庭が、NY州およびCT州に住む場合 
 
・マンハッタンは空気と街が汚い。ネズミが出る。会社が近い。色々あって楽しい。
・NJはあり。ミツワがある。(詳しくないので割愛)
・ウェストチェスター地区に住む人が多い。日本の地方都市っぽい生活。
 
ウェストチェスター地区は、
A タッカホー、イーストチェスター、スカースデール、ハーツデール地区
B ライ、ライブルック、ハリソン、ママロネック地区
C コスコブ、グリニッジ、オールドグリニッジ、リバーサイド地区
という感じ。
 AとB、BとCは塾や習い事で関わることが多いが、AとCが交わることはあまりない。AからBやCには電車では行けないし、車だとちょっと面倒。 
 
Aはハーレムライン。最近、ハリソンがキャパオーバーして、タッカホー、イーストチェスターに日本人の住む物件を増やしているという噂。セキュリティ的に住むべき地区の端の方で、駅までの距離もマンハッタンも近いので、中流志向の家庭に総合的に暮らしやすい地域であると言える。ホワイトプレーンズに会社がある場合もこのラインがオススメ。
タッカホーならコンド。駅徒歩数分にコンドが沢山ある。イーストチェスターなら一戸建て。ハリソンの次に日本人が多い。スカースデールは、駅前のコンドに日本人が多い。右も左も上も日本人という感じ。Greenvale学区以外は急に豪邸に。ハーツデールはマンションが多い。こどもの国→日本人学校という日本教育王道コースを歩ませるならここが最適。日本の病院も大道も近い。
マンハッタン寄りにブロンクスビルという地域があるが、超セレブな人に引けを取らない自信がなければ、住まない方がベター。ドレスコードのあるドネーションパーティーなどに参加できるタイプなら止めないけど。
 
B ニューヘイブンライン。ハリソンはとにかく日本人が多い。日本と変わらない生活をしたいならオススメ。ただママ友付き合いでは相当濃くなるとのこと。濃くなりすぎて他に引っ越す人も…。人が多い部分でのメリットは沢山。教育面ではいろんな選択肢がある。ライもハリソンに近く、自然が多く楽しめる。こちらも中流感覚の駐在員家庭にはオススメの地域。小学校高学年〜中学生はこの地域に住むと塾通いが便利。

C ニューヘイブンライン。教育にとても力を入れたい経済的に余裕がある家庭にオススメの地域。米国での給与以外に、実家からの支援や不労所得など、使えるお金がある場合にオススメ。公立のレベルは非常に高い。問題なのは会社の規定内で住める家が、他の地域に比べ古いので、とんでもない壊れ方をするトラブルをよく聞く。日本で、港区中心エリアなどに住むタイプの人が住むべき地域。
 
価格
・$4,000以上くらいが多い印象人事部に価格を最終確認、近々価格の改訂がないかを必ず事前に確認してから探し始める。渡米後すぐに改訂されて$1,500変わったケースを聞いたことあり。学校に通い始めると引っ越すのは難しい。
 
・テクニックとして、例えば会社の規定が$4,000なら、4,200くらいまでで探した方がよい。例えば決めた家が$4,000に届かない場合は、光熱費やネット代を組み込んでもらうのも手。
 
・コンドは冬場に数百ドル〜千ドルにも達することのある暖房代が家賃に組み込まれていることが多い。(追って書くが、冬場の水道光熱費は必然的にとても高い)